永続オブジェクトキャッシュは、WordPressがデータベースから頻繁にアクセスするデータを**キャッシュ(保存)**し、次回のアクセスを高速化する仕組みです。これにより、データベースへの負荷が減り、ページの読み込み速度が向上します。
キャッシュの種類
永続キャッシュ: サーバーが再起動してもキャッシュが保持されます(例: APCu, Redis, Memcached)。
一時キャッシュ: ページ読み込みごとにキャッシュがクリアされます。
解決する必要はある?
解決が推奨される場合
中〜大規模サイト: コンテンツやユーザー数が多い場合、データベース負荷軽減のために有効です。
パフォーマンス改善が必要な場合: サイトの読み込み速度が遅いと感じる場合、キャッシュを導入すると改善される可能性があります。
解決しなくても問題ない場合
小規模サイトやブログ: 記事数やアクセスが少ない場合は、永続オブジェクトキャッシュがなくても十分な速度です。
ホスティングが非対応: サーバーが永続オブジェクトキャッシュに対応していない場合は、無理に導入する必要はありません。
解決方法
1. ホスティングサービスの確認
ホスティングがAPCuやRedis、Memcachedなどのオブジェクトキャッシュをサポートしているか確認します。サイトヘルスで「APCu」がサポートされていると表示されているので、対応している可能性があります。
2. プラグインを導入
ホスティングが対応している場合、以下のようなプラグインでオブジェクトキャッシュを有効化できます。
- APCu用プラグイン:
「APCu Object Cache Backend」や「W3 Total Cache」など。 - Redis用プラグイン:
「Redis Object Cache」 - Memcached用プラグイン:
「Memcached Object Cache」
3. プラグイン設定
プラグインを有効化し、設定画面でキャッシュのバックエンド(例: APCu, Redis)を選択して設定を完了します。
まとめ
・パフォーマンス改善が必要な場合や中〜大規模サイトでは、永続オブジェクトキャッシュの導入が推奨されます。
・小規模サイトでは、必須ではありません。
サイトの状況に応じて導入を検討してみてください。