以前から言われていました、GoogleのAIが関与した検索エンジンが2023年8月31日(木)に日本でも実装されました。SGEによってユーザーの検索の仕方が大きく変わる分岐点な気がしますので、今までと何が変わったのか?少しだけレビューしていきます。
性別:男性
年齢:40代
家族:既婚(子2人)
肩書:アドセンス40回以上審査落ちから合格を成し遂げた者。
仕事:会社員(ECサイト運営管理)
趣味:オンラインゲーム(FORTNITE、Apex Legends)
勉強中:chatGPTなどAIの活用方法について日々奮闘中
SGEとは
SGE (Search Generative Experience/サーチジェネレーティブエクスペリエンス)の略で検索エンジンの事です。
従来はBotが機械的に「キーワード」「ディスクリプション」を対象に検索結果を抽出していたに対して、新しい検索エンジンSGEは検索結果をAIが生成して表示されるようになります。
従来の検索エンジンとの違い
従来のGoogle検索はSNSが対象となっていなかったが、AIの検索についてはSNSの「画像」や「コメント」まで参照しているので、SGEは結果的にSNSの情報も参照されることになるため、画像についても、より自然なビジュアルにすることがSGE対策となります。
SGEの機能を有効にする
SGEに関しては、一部海外では既に実装されていたのですが、まだまだAIが試験運用段階なので、SGEで検索するには設定をしなければいけません。
設定方法については、まずは、Googleのトップページを開いた右上に突如として表れている見たこともないフラスコ?のアイコンをクリックします。
クリックすると、Search Labsのページが開き、SGE有効の「チェックを青い状態にする」と利用規約の同意が出てくるので内容を読んで、「同意する」をクリックします。
これでSGEの検索の設定が完了です。
AIが生成した検索結果画面
これはSGEを有効にするときの「例を見る」で表示される画面です。
検索ワードとしては「将棋を子供に教えるいい方法」と、かなり渋い検索ですが、画面の一部色のついている部分(赤線で囲った箇所)がAIが生成した検索結果で、以下の白い背景が従来一番上にくる検索結果になるかと思います。
従来とSGEの比較
まずは、「スニーカー」の単語のみで検索結果の比較をしてみます。
ココに関しては基本的に違いは見られません。おそらく単語のみの場合は、検索される側としては、「スニーカー?がどうしたの?どうしたいの?欲しいの?」から、スニーカー販売の検索結果をだして、検索者の次の検索で方向性を決める流れかと思います。
次に、もっと具体的に、「スニーカーの履き方」で検索してみます。
コレに関しては、明らかに異なる検索結果になりました。と言うか、GEを有効にするときの「例を見る」の状態ですが、何故か青い背景になっています。特に意味は無いのかと思いますが、いろんな色があるみたいです。
先程にも説明しましたが、SGEの場合、上部の背景に色が付いている所がAI生成で、その下に、従来の検索上位が来るパターんです。
AIはテキスト(文章)から読み解いていくようなので、今までの単語と単語の検索より、具体性を持って問いかけるような検索をすることでSGEの効果が発揮されるようです。
SEOの変化
従来のSEOはbotがテキストを読み取って判断していたので、人間味がなくてもキーワードを多く有するページやサイトを優先表示していたに対し、SGEは、検索に対して、キーワードが自然な文章で記載がある、より人間味のあるページやサイトを優先的に表示させる「ユーザーファースト」。なので、従来のSEOとは対照的に人間味の無い機械的なSEO対策のページやサイトは評価が低くなるとされています。とはいえ、実績のある商品ページはSEOとは別の効果を保持しているので、基本的には、これからの新たに登録されるモノが対象となる施策。
まとめ
今回は、SGEの実装、数時間後に記事作成をしているので、細部までの情報を得られていませんが、ECサイト運営している身としては、Google広告を掛けていたとしても関係なく、SGEにより検索結果の順番がAIが先に来るので、Google広告への影響が懸念されるので、そちらでも別の対応が必要になりそうです。が、Googleも自分の広告を削ってまでAIを露出させることは自分自身の首を絞める事になりかねないので、Google広告自体もなんらかの変化が起きそうなので、また、情報が分かり次第更新していきます。