2023年2月15日(水)より、ショップサーブの管理メニューに「CRM」が追加されました。が、やらなきゃならないんですが、なにかと新しいことを取り入れるにはエネルギーがいるので腰が重く日常業務が忙しいと言い訳を思いながら現在5月なりました。これが一番ダメなパターンなのは知っているのですが、なかなかね…という方も多いと思いましたので、今回、CRMについての記事を作成して、重い腰を一緒に上げて行こう!という思いで書いています。読み終わったら、渋々でも取り入れて対応して後悔はしない…かと思いますので最後までお付き合い下さい。
性別:男性
年齢:40代
家族:既婚(子2人)
肩書:アドセンス40回以上審査落ちから合格を成し遂げた者。
仕事:会社員(ECサイト運営管理)
趣味:オンラインゲーム(FORTNITE、Apex Legends)
勉強中:chatGPTなどAIの活用方法について日々奮闘中
ショップサーブからの警告
出典:ショップサーブ管理画面
3月中頃でしたかね、CRMに切り替えていない状態では、メルマガ作成時に下記の警告文が表示されるようになりました。ショップサーブに問い合わせても、従来のままでもメルマガは送信可能ですが、CRMに切り替えることを推奨します。との事で、さらに、現段階では、従来のメルマガ送信と並行してCRMでの送信が出来ますが将来的にCRMだけになるとかならないとか、ほのめかされましたが、それでも、しばらく見てみふりをしていました。
そもそもCRMてなに?
「CRM」とは、Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)の略称で、日本語で直訳すると顧客関係管理となります。顧客との関係を重視し、顧客にとって最も価値のある商品やサービスを提供するための戦略的なアプローチです。具体的には、顧客データを収集・分析し、顧客のニーズや行動パターンを理解し、それに基づいて個々の顧客に最適なアプローチを行うことで、顧客の満足度を高め、リピート購入や口コミによる新規顧客の獲得を促すことができます。
よくあるメルマガ配信例
よくあるメルマガを配信するタイミングは定例配信で、リアル店舗でも見かけることが多い、毎月5日,15日,25日の「5の付く日」で月に3回の配信が一般的に多いと思います。仮に、一回の配信が5000通だとしたら、月に15000通の送信で毎月新規登録(購入者)が100件は増えると想定します。
CRMを導入したときの費用
上記を踏まえCRMに切り替えた場合の費用を概算で算出してみます。
・CRM固定費用は、初期費用、月額費用ともに無料です。
・CRM送信費用、10,000通までが2,000円←1通でも2000円(税抜)の費用が掛かるので、ほぼ固定費ととらえても良いかと思います。そして、10,001通以降から10,000通ごとに1,000円(税抜)の従量課金となります。
・現時点での(月に約15,000通配信)なので、従来のメルマガのみなら毎月3,000円(税抜)のコスト増。ただし、次の項目に注意が必要です。
CRMに切り替えるべき理由
現在のショップサーブのメルマガ配信が旧式の配信方法で昨今のインターネットセキュリティーの観点から「フィッシング疑い」と判断される可能性もあり送信に時間が掛り未送信になっている可能性もあるとの事で、その所が改善されるという事です。
加えて、新たな機能として、買い物カートに入れているお客さんへ「お買い忘れがありませんか?」のような促進する「カートリカバリー」のメールと、購入者への「ご購入頂いた商品はお気に召しましたでしょうか?」のような「セカンドアップ」のフォローメールのテンプレートが予め用意してあり簡単に高度なメールマーケティングが可能です。
ただし、ここで注意です!「カートリカバリー」「セカンドアップ」にも送信費用が発生します。
ここは、店舗さんの購入者数やお客様がカートに商品を入れている人がどれだけいるのか?によって変動するために月にどれだけの件数送信する事になるのかの予想が難しいです。
概算として
CRMに切り替えることでメルマガ配信の約15000通+「カートリカバリー」+「セカンドアップ」合わせると月に20000件は超えるものの、いくらなんでも「カートリカバリー」「セカンドアップ」がメルマガの倍はいかないと安易に想像して30000件としても月に4000円の費用で、いままでやりたくてもできなかったメールマーケティングが可能になります。
CRMを利用する手続き
ショップサーブの管理画面の左の項目の一番下にある「CRM」をクリック
出典:ショップサーブ管理画面
A.最初に「証明書付TLSセンドグリッドメールの利用を開始する 」をクリック
出典:ショップサーブ管理画面
※証明書付TLSセンドグリッドメールを利用開始すると、【注文確認メール(自動送信メール)】や【受注台帳から送信するメール】、その他システムからお客さんに届くメールも証明書付TLSメールになるので、メールを受信している設定で【注文お礼メール】などの自動送信メールをフォルダーわけしている場合は別に設定を変更する必要が有ります。受信メールのソフトによって異なるので、ご利用のメールソフトにて確認が必要になります。ちなみに、毎日数十件から数百件の受注を受けている店舗さんの場合だと、毎日、毎時間、毎分ちょこちょこと自動返信メールが届いてしまい、問い合わせなど大事なメールが紛れてしまうので注意が必要です。
B.「CRMを利用開始する」をクリックします。
出典:ショップサーブ管理画面
※反映には約2時間前後かかるそうです。
まとめ
今回は、ショップサーブにとっては新しい機能で、運営業務に携わる方には新たな理解となり分からない事だらけなので頭を働かせるのは億劫になりがちですが、CRMへの対応については費用は掛かるものの、10000通につき1000円と比較的安価で、メールマーケティングとしては、かなり対費用効果がある施策と思いますので、重い腰を上げて早めに取り組んでいくことをオススメします。